あなたは本当に憧れの先輩? 6年ぶりの再会は運命の出会い
総務部へ戻り、部長から私が営業部へ異動になると先輩達に伝えられた。
先輩達はウワサで知っていたようで驚いていなかった。

凛は新人なので引き継ぎなど殆どなく、総務部長からデスクを片付けたら営業部へ向かうよう指示された。

「短い間でしたが大変お世話になりました。」と挨拶して営業部へ向かった。

営業部入口近くの席の美咲がニコッと微笑んでくれた。
私も笑顔で答え、そのまま営業部長のところまで挨拶する。

「本日より異動になりました菊池です。
どうぞ宜しくお願いします」

「菊池さん、本当に大変だったね。
今日から営業事務をしてもらいますが、教育係は課長が付くことになりました。
川上課長! 」

「はい」と課長がこちらへ来た。

「じゃあ川上君、仕事を教えてあげて下さい。
菊池さん、川上課長から仕事を教えてもらって下さいね」

「はい。どうぞ宜しくお願いします。」と凛は部長と課長に頭を下げた。
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