あなたは本当に憧れの先輩？　6年ぶりの再会は運命の出会い
お昼休みから戻ると宙さんが営業から戻っていて課長と話しをしていた。

「戻りました。」

「おかえり。菊池さんこれからは澄川のサポートになるからね。」

「はい。澄川さん、今日から営業部に異動になりましたので、よろしくお願いします」

「こちらこそ宜しく」

「じゃあ、早速発注伝票の入力をしましょう」と課長に言われ、席に座る凛。

「課長、オレはメシに行って来ますが、アストロンへの資料も新しいのを菊池さんにお願い出来ますか？」

「ああ、俺も数字確認しながら作るよ」

「じゃあ、お願いします」と宙は社員食堂へ向かった。

発注伝票の入力を丁寧に教えてもらいながら、必死にノートにメモをする凛。

川上も凛の仕事ぶりに感心している。
『この子なら澄川のサポートでも大丈夫だな。他の女子は澄川へアプローチばかりで仕事にならないだろうし……』と思っていた。
菊池さんは本当に真面目で綺麗な子だし、
ウチの営業マンもヤル気が出るかもな！
と川上は思った。
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