あなたは本当に憧れの先輩? 6年ぶりの再会は運命の出会い
発注伝票とアストロンの資料も課長に教えてもらって作成した。

「菊池さん、どう?」

「はい。課長に教えてもらったので出来ましたが、表や図形などはパソコンの操作に慣れていないので、時間がかかってすみません。」

「まぁ、資料は慣れだからさ」
そこへ宙が昼休みから戻ってきた。
「戻りました。資料は出来ましたか?」

「ああ、あとはプリントアウトだが確認してもらえるか?」

「ありがとうございます。」と宙は画面上で確認する。
「ここはちょっと直しますね」と表の位置を変えて見やすくしたり、英文を付け加えたりした。
「これでOKです。保存してプリントアウトします。
菊池さんのパソコンからオレのパソコンにデーターを送ってもらうのは……
このファイルに入れて下さい。」

「はい。」と凛が操作し、宙もパソコンを確認する。
「OKです。ありがとう。じゃあ課長、午後からアストロンへ見積もりとこの資料を持って行きます」

「うん、わかった。戻ったら報告してくれ」

「はい。」と言ってプリントアウトしたものをコピー機から取り出し、凛に手伝ってもらって準備して出かけて行った。
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