あなたは本当に憧れの先輩? 6年ぶりの再会は運命の出会い
トラウマ

ゲリラ豪雨

料理が出来上がった頃に玄関の呼び鈴がなった。

インターフォンで確認すると宙が部屋着で立っていた。

「今、開けますね」ガチャ。

「お疲れ様。夕飯ありがとう。
では…お邪魔します…」

「お疲れ様です。どうぞ。
料理も今出来たところなんです。
お母さんのように上手じゃあないですけど召し上がって下さい。」

宙はキョロキョロしながら凛の後から歩いている。

「いやぁ、帰ってきてメシが食べれるのは本当に有り難いよ。菊池さんありがとう」

「いえ…こちらへどうぞ座って下さい。
今持って来ますね」

「オレも手伝うわ」っと宙は凛の後からキッチンに向かう。

「じゃあ、ご飯とお味噌汁をよそってもらっても良いですか?」

「ああ。この茶碗とお椀ね!OK!」
宙はご飯と味噌汁をよそってテーブルまで運ぶ。
戻ってきて箸と生姜焼きに生野菜にトマトが添えてある凛が盛り付けた皿も運んでくれた。
凛はコップとミネラルウォーターを持ってテーブルへ。

「美味そうだね。ありがとう菊池さん」

「お口に合うと良いのですが…では食べましょう」

2人で手を合わせてから食べ始めた。
宙のおかずは多めに盛り付けたが、あっという間にご飯を食べたので

「宙さん、おかわりは?」

「うん。お願いします!」と茶碗を出した。
凛はおかわりをよそって、冷蔵庫にある浅漬けも出してテーブルへ
「あの、浅漬けも良かったら食べますか?」

「うん!食う!」おかわりを受け取り浅漬けを食べた宙。

「この漬物美味いね!もしかして手作りなの?」

「あ、はい」

「どれも美味いよ!ありがとう」とモグモグ食べてくれる宙。
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