あなたは本当に憧れの先輩？ 6年ぶりの再会は運命の出会い

2人の時間

朝10時にピンポン♪と呼び鈴が鳴った。

「は〜い！」と直接ドアを開けたので

「うわぁ、びっくりした。
菊池さん、いくらオレと約束してたからって、ドアをすぐ開けちゃダメだぞ」

「あ、はい。ごめんなさい……」

「オレもごめん。君が心配なんだ…
おはよう！」

「…おはようございます。防犯には気をつけます。」としょんぼりした凛の頭を宙はポンポンして

「今日は、いつもの通勤着と違って可愛いね。」

「え？……ありがとうございます…」と恥ずかしそうに顔を真っ赤にして答えた。

そんな凛が愛おしいと感じる宙だった。

「じゃあ、土曜日だから職人さんは作業してないかもしれないけど菊池さん家へ行こう！」

「はい！今日はよろしくお願いします」
と2人は地下駐車場へ向かう。
宙がピッと鍵を操作すると黒いスポーツカーのライトがピカっと光った。

さぁどうぞと凛を助手席のドアを開けてくれたので、
「お邪魔します〜」と凛は乗りこむとバタンとドアを閉めた宙は、前側を回って運転席に乗り込んだ。
エンジンをかけて出発した。