私に三次元の恋なんてありえない
小野坂side
体育大会が終わった週明け、なぜか俺は仲村に呼び出された。

「桃多分、一ノ瀬くんのことが気になりはじめてる…」



「はぁ!?嘘だろ!!」



「ほんと…体育祭のリレーで、咄嗟に一ノ瀬くんの名前叫んでた」



「…まぁでも……10年間、びびって告ってもない俺なんかを、あいつが好きになってくれるはずねぇよな」



「んなことは最初からわかってるわ」



「お前どっちの味方なんだよ!?!?」


< 82 / 106 >

この作品をシェア

pagetop