夢のおわり、君とはじめる恋の続き
そう、これは夢なんだ。





「瑠夏ー。おーい、瑠夏ってば」



いきなり後ろから肩に腕を回され、驚いて思わずぎょっとする。



「え、だれ…」


「はー?誰って、おまえ朝からひどい冗談言うなよー」



赤髪のツンツン頭の男の子が豪快に笑うとバシバシと肩を叩いてきた。


いや、近いし、誰なのこの人は!?



「あ、あの、私…」


「私?」



はっ、そうか。これは夢の中だから、私は今長濱くんなんだ。
< 14 / 77 >

この作品をシェア

pagetop