夢のおわり、君とはじめる恋の続き
第一章 夢の中で入れ替わる
何か夢を見た気がする。
そう思うのは、少し体がだるい感じがするのと、記憶の片隅にぼんやりとさっきまでの映像が気持ち悪く残っているからだ。
思い出そうとするのに、ぼんやりと残っていたはずの残像はなぜか徐々に消えていって、ぼーとしている間にそんなことも忘れてしまう。
「凪咲ー!?いつまで寝てるの、早く起きなさいー!」
「はあい…」
えっと、今何をしていたんだっけ?
「…ああ、そうだ。日記」
ベッド脇にある小さな机の上に置いていた日記帳を手に取り、昨日のページを開く。
当たり障りのない昨日の出来事を見返してから、そういえばこんな日だったなと徐々に昨日の記憶を鮮明に思い出す。
私は“忘れる”ということがとても怖い。
そう思うのは、少し体がだるい感じがするのと、記憶の片隅にぼんやりとさっきまでの映像が気持ち悪く残っているからだ。
思い出そうとするのに、ぼんやりと残っていたはずの残像はなぜか徐々に消えていって、ぼーとしている間にそんなことも忘れてしまう。
「凪咲ー!?いつまで寝てるの、早く起きなさいー!」
「はあい…」
えっと、今何をしていたんだっけ?
「…ああ、そうだ。日記」
ベッド脇にある小さな机の上に置いていた日記帳を手に取り、昨日のページを開く。
当たり障りのない昨日の出来事を見返してから、そういえばこんな日だったなと徐々に昨日の記憶を鮮明に思い出す。
私は“忘れる”ということがとても怖い。