夢のおわり、君とはじめる恋の続き
「え、いや俺は…」



優吾くんに無理矢理マイクを渡され、有名なデュエット曲のイントロが流れ出した。


もう、本当に最悪だ…!





「はーつっかれた…」



あれから何度も無理矢理歌わされ、しかも夜ご飯まで一緒に食べるというなんとも辛い時間が続き、長濱くんの家に帰った頃には十一時を過ぎていた。


ベッドに体を沈めると、今日一日の疲労が一気に感じられだんだんと睡魔が襲ってくる。



夢の中なのに眠くなるっておかしい気もするけど、それでも睡魔に身を委ねるように目を閉じた。





「ん…」
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