夢のおわり、君とはじめる恋の続き
「…本当に?」
でも、それが本当だとするのなら朝から感じていたこの違和感が解決する。
もしかして、本当に私と長濱くんは不思議な力か何かで入れ替わってしまった…?
「おそらくな。昨日限りなのかまた起きるのかはわからないし、どうやって入れ替わったのかもわからないが、たしかに昨日俺はおまえに、おまえは俺になっていたんだ。きっとこんなこと他の人に話したところで誰も信じないだろうけど」
「ああ!?じゃあさっきのヤンキーが言ってたのも長濱くんのことか!長濱くんのせいで変なヤンキーに慕われてるんだけど!しかも、茉弥に冷たくしたりお母さんとお父さんにまで心配かけて、どうしてくれんの!」
「はあ?そっちこそ、昨日深亜と優吾とカラオケ行っただろ。無駄な金使いやがって」
「こっちだって行きたくなかったもん!てか深亜ちゃんは彼女なんでしょ?そんな言い方ひどくない?」
「は?誰が彼女だって?どうせ深亜に“付き合ってるんだからデートしてよ”とか言われたんだろ。あれはあいつの挨拶みたいなもんで本気じゃねーよ。勝手に言ってるだけなんだから適当にあしらえよ。一回遊びに行くと昨日行ったんだから今日も、ってなってめんどくせぇんだよ」
「何それ、ややこし!キラキラ人種はやることが理解できない!」
「は?もういいよめんどくせ。あれは悪い夢だった。それでおわりだ。こんなこともう二度と起こんないだろ」
「こっちこそもう起こってほしくないよ、最悪!」
べーっと舌を出して威嚇するが、長濱くんはふんっと馬鹿にしたように一瞥するだけで背を向けてそのまま帰ってしまった。
ムカつく!完璧だかなんだかしらないけど、あんな人ともう二度と入れ替わりたくなんてない!
でも、それが本当だとするのなら朝から感じていたこの違和感が解決する。
もしかして、本当に私と長濱くんは不思議な力か何かで入れ替わってしまった…?
「おそらくな。昨日限りなのかまた起きるのかはわからないし、どうやって入れ替わったのかもわからないが、たしかに昨日俺はおまえに、おまえは俺になっていたんだ。きっとこんなこと他の人に話したところで誰も信じないだろうけど」
「ああ!?じゃあさっきのヤンキーが言ってたのも長濱くんのことか!長濱くんのせいで変なヤンキーに慕われてるんだけど!しかも、茉弥に冷たくしたりお母さんとお父さんにまで心配かけて、どうしてくれんの!」
「はあ?そっちこそ、昨日深亜と優吾とカラオケ行っただろ。無駄な金使いやがって」
「こっちだって行きたくなかったもん!てか深亜ちゃんは彼女なんでしょ?そんな言い方ひどくない?」
「は?誰が彼女だって?どうせ深亜に“付き合ってるんだからデートしてよ”とか言われたんだろ。あれはあいつの挨拶みたいなもんで本気じゃねーよ。勝手に言ってるだけなんだから適当にあしらえよ。一回遊びに行くと昨日行ったんだから今日も、ってなってめんどくせぇんだよ」
「何それ、ややこし!キラキラ人種はやることが理解できない!」
「は?もういいよめんどくせ。あれは悪い夢だった。それでおわりだ。こんなこともう二度と起こんないだろ」
「こっちこそもう起こってほしくないよ、最悪!」
べーっと舌を出して威嚇するが、長濱くんはふんっと馬鹿にしたように一瞥するだけで背を向けてそのまま帰ってしまった。
ムカつく!完璧だかなんだかしらないけど、あんな人ともう二度と入れ替わりたくなんてない!