夢のおわり、君とはじめる恋の続き
昨日、もう二度と長濱くんとなんて入れ替わりたくないと思ったばかりだというのに…。



「ん…?」



ふと、勉強机の上に置かれている開きっぱなしのノートが目に入る。



“もしもまた入れ替わったその時は、至急昨日の体育館裏に来ること”



赤いペンで雑にそう書かれたノートに、私はため息をつくしかなかった。





「待って待って、その格好で学校来たの!?」


「あ?」



不機嫌そうな私の姿をした長濱くんが、意味がわからないといった様子で首を傾げた。


茉弥が驚くのも無理はない。
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