夢のおわり、君とはじめる恋の続き
ワイシャツは出てるし、髪の毛は寝起きのままボサボサで極めつけはすっぴん。


女子としてかなり終わってる。というか、そんな格好して外を出歩かないで頂きたい。



「ちょっと鞄貸して!」



登校したついでに体育館裏に来ているおかげで、鞄はここにある。


思った通り入っていた、最低限のメイク道具一式が入っているポーチを取り出して長濱くんを目の前に座らせる。



「理由とか仕組みはわからないけど、私の格好してるならせめてちゃんとして!男子みたいにワイシャツは出さない、人のこと睨まない!髪の毛もちゃんと整えて、メイクも最低限して!今の長濱くんの格好、女としてかなり終わってるからね!?」


「…わかったから、俺の姿してキーキー騒ぐな」



されるがままの長濱くんに最低限のメイクを施し、髪の毛はオイルをつけてポニーテールにまとめた。



「スカートはすぐ皺つくから座る時とか気をつけてね。足も開かないでよ?パンツ見えるんだから」


「…女ってめんどくせぇのな」
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