夢のおわり、君とはじめる恋の続き
なんと言ったらいいかわからないという感じの長濱くんの後ろで、一時間目の終了を告げるチャイムが鳴り響いた。
「記憶はいつか戻るかもしれないし、無理して思い出したいわけでもないから今のままでも別に大丈夫なんだけどね。あ、スマホは交換しとこう。あと連絡先も」
「ああ…」
スマホも連絡先も交換し、なんとなく解散の雰囲気が流れたところで長濱くんが私のさっきまで書いていたノートに何かを書き込んできた。
「なに?」
「書いとかないとお互い忘れるだろ」
長濱くんはノートの一番最後のページに“①日記に今日したことを必ず書くこと”と書いて丸で囲んだ。
「私たちの約束事ね。これも追加」
“②本人にちゃんとなりきること”と付け足して丸で囲む。
「記憶はいつか戻るかもしれないし、無理して思い出したいわけでもないから今のままでも別に大丈夫なんだけどね。あ、スマホは交換しとこう。あと連絡先も」
「ああ…」
スマホも連絡先も交換し、なんとなく解散の雰囲気が流れたところで長濱くんが私のさっきまで書いていたノートに何かを書き込んできた。
「なに?」
「書いとかないとお互い忘れるだろ」
長濱くんはノートの一番最後のページに“①日記に今日したことを必ず書くこと”と書いて丸で囲んだ。
「私たちの約束事ね。これも追加」
“②本人にちゃんとなりきること”と付け足して丸で囲む。