夢のおわり、君とはじめる恋の続き
長濱くんと不覚にも二人だけの秘密ができてしまったけど、ちゃんといつか元に戻るよね…?



「最後に、これも」


「え?」



長濱くんが“③お互いのことを好きにならないこと”と付け足して今までで一番力強く丸で囲んだ。



「これから関わること増えるだろうけど、おまえに好きになられても困るから」


「な…っ、好きになんてならないよ!絶対に!」



いつかじゃなくて、一刻も早く元に戻って!





「るーか?どうしたの、ボーとしちゃって」


「へ、あ、ああ、別に…」



急に目の前に顔を出してきた深亜ちゃんに驚きながら、その動揺を悟られないようにポーカーフェイスを決め込む。
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