夢のおわり、君とはじめる恋の続き
諦めて踵を返して仕方なく長濱くんの家に帰ろうとすると、怪訝な顔をして私を見ている中学生に気づく。
…あ、たしかあの男の子は一つ年下の長濱くんの弟、長濱晴翔だ。
「お、おう、晴翔。今帰り?」
長濱くん風を装って話しかけてみるが、晴翔くんはさらに眉をひそめるとぷいっとそっぽを向いてそのまま行ってしまった。
もしかして、対応間違えた…?
*
「先帰ってる…」
脱ぎ捨てられているスニーカーに小さくため息をついて、そっとリビングを覗く。
先に帰っていた晴翔くんが何やら真剣に机に向かって何かを書いていた。
宿題、かな…?
「志望理由書…?」
…あ、たしかあの男の子は一つ年下の長濱くんの弟、長濱晴翔だ。
「お、おう、晴翔。今帰り?」
長濱くん風を装って話しかけてみるが、晴翔くんはさらに眉をひそめるとぷいっとそっぽを向いてそのまま行ってしまった。
もしかして、対応間違えた…?
*
「先帰ってる…」
脱ぎ捨てられているスニーカーに小さくため息をついて、そっとリビングを覗く。
先に帰っていた晴翔くんが何やら真剣に机に向かって何かを書いていた。
宿題、かな…?
「志望理由書…?」