夢のおわり、君とはじめる恋の続き
ぽつりと隣から驚いた声が聞こえてきて、隣を向くとそこには長濱くんが頬杖をつきながら驚いたように目を見開いていた。



「な、なんで長濱くんがここに…」


「それはこっちのセリフだ。俺は腹下してる優吾の代わりで来ただけ」


「私も茉弥の代わりで…」


「だからって、よりによって隣座ってくんなよ」


「はー!?別に好きでここに座ったわけじゃないんですけど。そっちこそこんなとこに座ってないでよね」



長濱くんはふんっとそっぽを向くと、目を閉じてしまった。


何よ、ムカつく…!



「そういえば日記、もっとちゃんと細かく書いてよ。今日急遽シフト入ったとか、さっき誠也さんからの確認メールなかったら知らなかったんですけど」


「ああ、そういえば書いてなかったっけ」



ケロッとした態度の長濱くんにムカっとする。
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