夢のおわり、君とはじめる恋の続き
先輩に割引券を押しつけるようにして握らせる。
「あはは、ありがとう。通うよ」
明るく笑って太陽先輩は私の内巻きにセットした肩までの髪の毛を、無邪気にぐちゃぐちゃにして撫でてきた。
「わ、もう!やめてくださいよ、せっかく綺麗に巻いたのに…」
「ごめんごめん」
全然悪いと思ってなさそうに笑う先輩に、つい釣られて私も笑顔がこぼれていた。
こんな何気ない先輩との時間が昔から少し好きだったりする。
*
「なーぎーさー。見たぞー。今日も朝から先輩とイチャコラしてたでしょー!」
「な…っ、してないよ!」
教室に先に来ていた中学からの親友、佐原茉弥がくるくるのツインテールを揺らして抱きついてきた。
「あはは、ありがとう。通うよ」
明るく笑って太陽先輩は私の内巻きにセットした肩までの髪の毛を、無邪気にぐちゃぐちゃにして撫でてきた。
「わ、もう!やめてくださいよ、せっかく綺麗に巻いたのに…」
「ごめんごめん」
全然悪いと思ってなさそうに笑う先輩に、つい釣られて私も笑顔がこぼれていた。
こんな何気ない先輩との時間が昔から少し好きだったりする。
*
「なーぎーさー。見たぞー。今日も朝から先輩とイチャコラしてたでしょー!」
「な…っ、してないよ!」
教室に先に来ていた中学からの親友、佐原茉弥がくるくるのツインテールを揺らして抱きついてきた。