夢のおわり、君とはじめる恋の続き
「凪咲ちゃんはずっと働っきぱなしだったし数十分くらい休んでて大丈夫だよ。あ、君!バスケ部興味あるの?才能あるよ、ぜひ今日の練習からでも…」


「お言葉に甘えて休んできます!長濱くん、行くよ!」



眠そうにあくびをしている長濱くんの腕を掴んで、体育館を出る。



「…おい、どこ行くんだよ」


「うるさいな、こっちの方が聞きたいこと山ほどあるんだから」



長濱くんを連れて保健室に行くけど、先生は会議中みたいで中には誰もいなかった。



「え、なに…俺のこと襲う気?」


「だっれが襲うか!肩見せて」



え、と微かに反応してきた長濱くんの表情を見逃さなかった。


逃げられる前に長濱くんのワイシャツを少し開けさせてもらい、肩を出す。
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