夢のおわり、君とはじめる恋の続き
*
「ただいまー」
「おかえりー。お父さんが珍しくアイス買ってきてくれたのよ」
「珍しくって…。バイト終わりの凪咲が喜ぶかなって思って買ってきたんだよ」
リビングでソファに座ってくつろいでいたお母さんとお父さんの会話に思わずくすりと笑う。
「やった。ありがとうお父さん。先にお風呂入ってくるね」
私が中学生の時は反抗期で一時期両親と不仲だった時期もあったけど、割とうちの家族は仲がいい方だと思う。
休日には家族三人でお父さんの運転する車で遠出したりするし、月に一度は外食に行くという暗黙のルールみたいなものもあったりと家族仲で困ったことは一度もない。
学校では仲のいい友達もいるし、バイトは楽しくて落ち着くし、家も居心地がよくて私の居場所はたくさんある。
日常は変わり映えがなくて少しつまらないし、日記に書くことも毎日同じようなことばかりだけど私はこの小さな幸せを毎日噛み締めて生きているのだ。
そんな日が、これからもずっと続いていくんだろうなとなんとなくそう思っていた。
あの日までは…。
「ただいまー」
「おかえりー。お父さんが珍しくアイス買ってきてくれたのよ」
「珍しくって…。バイト終わりの凪咲が喜ぶかなって思って買ってきたんだよ」
リビングでソファに座ってくつろいでいたお母さんとお父さんの会話に思わずくすりと笑う。
「やった。ありがとうお父さん。先にお風呂入ってくるね」
私が中学生の時は反抗期で一時期両親と不仲だった時期もあったけど、割とうちの家族は仲がいい方だと思う。
休日には家族三人でお父さんの運転する車で遠出したりするし、月に一度は外食に行くという暗黙のルールみたいなものもあったりと家族仲で困ったことは一度もない。
学校では仲のいい友達もいるし、バイトは楽しくて落ち着くし、家も居心地がよくて私の居場所はたくさんある。
日常は変わり映えがなくて少しつまらないし、日記に書くことも毎日同じようなことばかりだけど私はこの小さな幸せを毎日噛み締めて生きているのだ。
そんな日が、これからもずっと続いていくんだろうなとなんとなくそう思っていた。
あの日までは…。