甘く熱い蜜月(続・OMENS OF LOVE)
結局、私が部屋の温泉に入っている間に、森川は大浴場へ行くことに。
風呂上がり、真っ赤な髪をドライヤーで乾かしていた。
大浴場から戻ってきた森川は、私の髪を一束摘まんで、
「先輩の髪、真っ赤に染めても傷まないんですか?」
素朴な疑問を投げ掛けてきたので、
「傷むわよ。だから毎日念入りなトリートメントしてるけど、そのうち限界は来るんじゃないかな」
「あ、先輩のいい香りって、トリートメントだったみたいですね」
そう言って、軽く髪にキスされた。
*****
ここは、なんとも珍しい温泉宿だ。
温泉宿だと、和食中心のイメージだったが、何やら誕生日プランというものがあったらしく、料理も部屋同様に和洋折衷で、最後には小ぶりのバースデーケーキまで出てきた。
部屋を少し暗くして、小さなケーキにキャンドルを灯し、ハッピーバースデーを歌い、森川が一息で火を吹き消す。
風呂上がり、真っ赤な髪をドライヤーで乾かしていた。
大浴場から戻ってきた森川は、私の髪を一束摘まんで、
「先輩の髪、真っ赤に染めても傷まないんですか?」
素朴な疑問を投げ掛けてきたので、
「傷むわよ。だから毎日念入りなトリートメントしてるけど、そのうち限界は来るんじゃないかな」
「あ、先輩のいい香りって、トリートメントだったみたいですね」
そう言って、軽く髪にキスされた。
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ここは、なんとも珍しい温泉宿だ。
温泉宿だと、和食中心のイメージだったが、何やら誕生日プランというものがあったらしく、料理も部屋同様に和洋折衷で、最後には小ぶりのバースデーケーキまで出てきた。
部屋を少し暗くして、小さなケーキにキャンドルを灯し、ハッピーバースデーを歌い、森川が一息で火を吹き消す。