甘く熱い蜜月(続・OMENS OF LOVE)
「全く…世話が焼けるんだから」

ベッドサイドには、森川のボストンが半開きになっていて、そこから未開封の業務用コンドームが見えていた。

一泊の旅行なのに、業務用を持ってくるとは、一体どうするつもりだったのか…。

しかし、どう考えても、今夜コレの出番はなさそうだ。

少し拍子抜けしたが、要するに今の私たちは、まだその時ではないということだろう。

何も焦ることはない。

普段と同じように、ベッドで本を読むことにした。
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