甘く熱い蜜月(続・OMENS OF LOVE)
「僕…早く先輩にプロポーズ出来るように、仕事も精一杯頑張るし、大人になりますから。それまで待っていてください」

またしても、ド直球だ。

「うん、待ってる…」

辺りに誰も居なかったので、一瞬だけキスを交わすと、私は甘い余韻に浸ったまま家に戻った。

「ただいま」

「おかえり。ねぇ、温泉まんじゅうは?」

母に言われ、お土産を買うのをすっかり忘れていたことに気付く。

私も、森川のことを言えないドジだな…と苦笑いだ。
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