甘く熱い蜜月(続・OMENS OF LOVE)
招待状が届いた翌日が、月に一度の読書会だったので、森川と一緒に、イルミネーションで華やぐ並木道を帰った。

そうだ、部活の同窓会のことは森川に聞いてみればいいのだ。

「ねぇ、森川のところには、副部長からの招待状届いてた?」

「招待状って、Facebookのですか?」

「ううん。郵便」

「へぇ…僕のところは、Facebookのメッセージアプリで、副部長から唐突にクリスマスパーティーの招待状が来てたんですけど、ちょっとビックリしたんですよね。もう、最近ではFacebook放置気味でしたから」

「ふーん。私、SNSやらないからよく知らないけど、そういうことも出来るんだね」

私って、本当に時代遅れだなぁ…と思いつつ呟くと、

「よかったです、先輩のほうからそのことを切り出してくれて」

「え?」
< 24 / 46 >

この作品をシェア

pagetop