甘く熱い蜜月(続・OMENS OF LOVE)
「え…何の話?」

エリコが尋ねるので、私は顔を上げると、

「あの頃の私って、凄くキツかったと思う。だから嫌われたんだなって思った。手遅れだろうけど、謝らせて欲しくて…」

ミドリが、少し心配そうに、

「ねぇ、リカ…。まさか、何か病気じゃないよね?」

訳のわからない質問をしてくるので、戸惑いつつも、

「いや?五体満足だし、健康診断でも何の問題もないよ」

「そうなんだ。だったらやめてよー!てっきり、不治の病か何かだと思うじゃん、ねぇ?」

ミドリがエリコに言い、

「うん。しおらしいリカなんて、何かあったんじゃないかと思うわ」

エリコも随分なことを言う。

「だって…あんたたち、私がキツいから嫌ってたんじゃないの?」

私は率直に尋ねた。
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