君のせいで乱される!
気がつくと、帰る時間になっていた。

フラフラと家に帰っていくと、料理を作っている母に「ただいま」と言って自分の部屋に行った。

バタン…と布団にダイブ。

あああああああああ………

やってしまった。

最悪だ~……

よりによってあいつ、いやいや仮の彼氏だから、名前呼びで…亮太が彼氏なんてなぁ

はぁ、気が重い………

ーーーーーチュンチュンーー

目が覚めた……

眠い。

昨日進展が多すぎてノックダウンしそう。


はぁぁぁ~……

学校行くかぁ…

重い足取りで行くと友達、乙葉が目の前に迫ってきた。

「ねぇねぇ!麻矢!!どういうことなのよ!」

は………?

まさかあいつ…

「亮太が彼氏なんて!羨ましぃ~」

あぁ……

私の平穏な生活グッバイ……

あはは……

もうやだ………

妹、いや、妹様に全て取られる…

いじめられる……

はぁ…辛い

………?

どうして私は辛いの?

仮の彼氏じゃん……

意味分からないこの気持ち…

モヤモヤなこの気持ち…

「あぁ、なんかなった。」

「なったって…あんたすごいわね!」

は?

< 8 / 15 >

この作品をシェア

pagetop