彼女がいなくなった冬
「それでいつか、私のために、小説書いて」



「分かったよ……朝倉さんは何の仕事を?」


純粋に気になった。

サラリーマンならこの時間仕事をしているだろう。


「ん〜?なんだろうね」


「なんで、教えてくれないの?」


人に言えない仕事でもしているのだろうか。


「ほら、秘密の多い女はモテるっていうでしょ?」



「聞いたことない」



「ふふっ、バレたか〜」
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