ギャップ男子超短編×3
「ど、どどど、どうかしたっ……?」



「可愛いなって。……ねぇ、僕のこと好き、って言ってよ」



「や、やだ」



誰かが近くにいなかったとしても、恥ずかしい。




サッと目線を逸らしたら、湊くんが私を引き寄せて顎をクイッと持ち上げた。



「へぇ。じゃあ今日は集会来てね」



「……それは無理だよ」



この街には街の平和を守るためのグループ、いわゆる暴走族が存在していて、私は女なのになぜか所属させられている。



まぁその理由は、私が幼少期から空手とか柔道とかを続けているのを湊くんが知ってしまって、チームのみなさんに紹介をしてしまったから。
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