Midnight Summer Memory
夏祭り当日。
せっかくだから、浴衣を着て行きたいなと思った。
深月が浴衣のレンタルの店を教えてくれたので、そこでレンタルした。
年甲斐もなくはしゃぎながら、ああでもないこうでもないと浴衣を選んだ。
深明ちゃんの分は、母親である深月の分までレンタルすると、 無料になるらしい。
こうしていると、何だか昔に戻ったみたいだ。
パパも着よう、と言う深明を、道明くんは優しく諭していた。
「動きづらいんだ、人も多いし、何かあったときにパパまでこんな格好じゃ、動けないだろ?」
「そんなこと言わずに、秋山くんも着ればいいのに。
1人だけ私服じゃ、おかしいでしょ。
深明ちゃんの幼稚園の絵日記が変なことになっちゃうし。
何かあったら、私と優弥がなんとかするし。
任せてよ!
とはいえ、私も浴衣だから空手やジーグンドー技こそ無理だけど、投げ技ならなんとかいけるし。
優弥も手伝ってよね?
半ば、秋山家のボディーガード兼お付きの人、みたいな感じだけど」
「ん、了解。
俺は琥珀も守らないといけないし。
目は光らせておくよ。
琥珀には伝えたいことと、渡したいものもあるからな。
何かあっちゃ困る」
何か、って、何だろう。
もしかしたら、を期待しても、いいのかな?
せっかくだから、浴衣を着て行きたいなと思った。
深月が浴衣のレンタルの店を教えてくれたので、そこでレンタルした。
年甲斐もなくはしゃぎながら、ああでもないこうでもないと浴衣を選んだ。
深明ちゃんの分は、母親である深月の分までレンタルすると、 無料になるらしい。
こうしていると、何だか昔に戻ったみたいだ。
パパも着よう、と言う深明を、道明くんは優しく諭していた。
「動きづらいんだ、人も多いし、何かあったときにパパまでこんな格好じゃ、動けないだろ?」
「そんなこと言わずに、秋山くんも着ればいいのに。
1人だけ私服じゃ、おかしいでしょ。
深明ちゃんの幼稚園の絵日記が変なことになっちゃうし。
何かあったら、私と優弥がなんとかするし。
任せてよ!
とはいえ、私も浴衣だから空手やジーグンドー技こそ無理だけど、投げ技ならなんとかいけるし。
優弥も手伝ってよね?
半ば、秋山家のボディーガード兼お付きの人、みたいな感じだけど」
「ん、了解。
俺は琥珀も守らないといけないし。
目は光らせておくよ。
琥珀には伝えたいことと、渡したいものもあるからな。
何かあっちゃ困る」
何か、って、何だろう。
もしかしたら、を期待しても、いいのかな?