私はハッピーエンドを望まない
佐伯琥珀
〜〜〜〜♪
ピアノの音?
すごく綺麗で繊細な音だった
佐伯琥珀(さえきこはく)高校2年生
親の仕事の都合で2学期からこの陽一高校に転入することになった
夏休み終わりのすごく暑い日だった
教室まで時間どうりに着く自信がなかったのと
せっかくなので学校の中を回ってみようと日曜日の朝早く起きた
行ってらっしゃい台所からお見送りに来てくれた母が言った
行ってきますと笑顔で返し家を出た
ここは前住んでいたところとは違い木など自然に溢れているところだった
学校まではすごく近くて歩いて10分程で着いた
クラスは職員室に行って聞いてくるよう父に言われた
だが職員室の場所すら分からないので予定どうり学校の中を回ってみることにした
この学校は屋上を入れて5階まであり広々としていて生徒数もあまり居ないらしいので教室も余っているようだった
静かな学校
さすがに夏休みの日曜日となると誰もいない
そう思っていた時、聞き覚えのあるメドレーが聞こえた
綺麗で繊細なのにどこか寂しそうで心が苦しくなるそんな音だった
静かにその音のする教室を開けた
雪のように白い肌に真っ黒な黒髪の女の子が1人いた
セーラー服を来ていたのですぐにここの学校の子だとわかった
ピアノの邪魔をしてはいけないと思ったけれどそのメドリーに取り憑かれたかのように僕は聞き入ってしまった
どれだけ時間がたったか分からない時、セーラー服の女の子がこちらを向いた
いつまでいるの
そう言いながら立ち上がってこちらに向かってくる
勝手に覗いてごめん!!!
僕は咄嗟に謝った
考えてみれば見知らぬ男が気づいたら同じ教室にいて何も話さないこんな状況ただの不審者だ
別に謝って欲しい訳じゃないんだけどと表情をかけずに言ったその女の子は僕の目を真っ直ぐみた
気を抜いたら全て吸い込まれそうな眼にほっそりした体
とても美人なのにどこか儚ない
花火のような子だった
あ、名前えっとあ俺は佐伯琥珀高校2年生
最近ここにきて2学期からこの学校に通うことになったんだ。君の名前は??
私は一ノ瀬透愛高校2年生
同い年だ!!!
すあって漢字どうやって書くの??
透ける愛だけど
名前まで綺麗だなそう思った
あ突然ごめんね
迷わないように学校の中見てたんだ
そしたらピアノの音が聞こえたからついみいちゃって、、
ピアノ上手なんだね!!!
俺なんて猫踏んじゃったぐらいしかひけないよ
音楽は全般ダメなんだ
走るのとかは意外と早いんだぜ
なんだか焦ってポンポンどうでもいいことばかり言ってしまった恥ずかしくなって俯いているとくすくすと静かな笑い声が聞こえた
顔を上げてみるとすあが笑っていた さっきの表情とは違い笑うと幼くとても可愛らしいと思った
そんな焦って話さなくてもとすあがいった
そうだよね笑ごめんごめん
何を弾いていたの??
なぜだか分からないが何とかまだ会話を続けたくて聞いた
そうしたら幼く笑っていたすあの顔がまた真顔になりこういった
曲名は知らない
聞いて欲しくない
そんな心の声が聞こえた気がした
ねえ
すあってよんでもいい??俺のことはこはくでいいから
なんとなくその話題から離れようと思った
いいよ琥珀
早速琥珀と呼ばれてドキッとした 今日の俺はなんかおかしい早めに帰って寝よう
そう思いすあに明日もここにいる??と聞くといるよと言われたので明日もピアノ聞きに来てもいい??とお願いした
明らかに嫌な顔で別にいいよと言ってくれた
僕はその顔を見なかったことにしてまた明日ねと言って教室を出た
ピアノの音?
すごく綺麗で繊細な音だった
佐伯琥珀(さえきこはく)高校2年生
親の仕事の都合で2学期からこの陽一高校に転入することになった
夏休み終わりのすごく暑い日だった
教室まで時間どうりに着く自信がなかったのと
せっかくなので学校の中を回ってみようと日曜日の朝早く起きた
行ってらっしゃい台所からお見送りに来てくれた母が言った
行ってきますと笑顔で返し家を出た
ここは前住んでいたところとは違い木など自然に溢れているところだった
学校まではすごく近くて歩いて10分程で着いた
クラスは職員室に行って聞いてくるよう父に言われた
だが職員室の場所すら分からないので予定どうり学校の中を回ってみることにした
この学校は屋上を入れて5階まであり広々としていて生徒数もあまり居ないらしいので教室も余っているようだった
静かな学校
さすがに夏休みの日曜日となると誰もいない
そう思っていた時、聞き覚えのあるメドレーが聞こえた
綺麗で繊細なのにどこか寂しそうで心が苦しくなるそんな音だった
静かにその音のする教室を開けた
雪のように白い肌に真っ黒な黒髪の女の子が1人いた
セーラー服を来ていたのですぐにここの学校の子だとわかった
ピアノの邪魔をしてはいけないと思ったけれどそのメドリーに取り憑かれたかのように僕は聞き入ってしまった
どれだけ時間がたったか分からない時、セーラー服の女の子がこちらを向いた
いつまでいるの
そう言いながら立ち上がってこちらに向かってくる
勝手に覗いてごめん!!!
僕は咄嗟に謝った
考えてみれば見知らぬ男が気づいたら同じ教室にいて何も話さないこんな状況ただの不審者だ
別に謝って欲しい訳じゃないんだけどと表情をかけずに言ったその女の子は僕の目を真っ直ぐみた
気を抜いたら全て吸い込まれそうな眼にほっそりした体
とても美人なのにどこか儚ない
花火のような子だった
あ、名前えっとあ俺は佐伯琥珀高校2年生
最近ここにきて2学期からこの学校に通うことになったんだ。君の名前は??
私は一ノ瀬透愛高校2年生
同い年だ!!!
すあって漢字どうやって書くの??
透ける愛だけど
名前まで綺麗だなそう思った
あ突然ごめんね
迷わないように学校の中見てたんだ
そしたらピアノの音が聞こえたからついみいちゃって、、
ピアノ上手なんだね!!!
俺なんて猫踏んじゃったぐらいしかひけないよ
音楽は全般ダメなんだ
走るのとかは意外と早いんだぜ
なんだか焦ってポンポンどうでもいいことばかり言ってしまった恥ずかしくなって俯いているとくすくすと静かな笑い声が聞こえた
顔を上げてみるとすあが笑っていた さっきの表情とは違い笑うと幼くとても可愛らしいと思った
そんな焦って話さなくてもとすあがいった
そうだよね笑ごめんごめん
何を弾いていたの??
なぜだか分からないが何とかまだ会話を続けたくて聞いた
そうしたら幼く笑っていたすあの顔がまた真顔になりこういった
曲名は知らない
聞いて欲しくない
そんな心の声が聞こえた気がした
ねえ
すあってよんでもいい??俺のことはこはくでいいから
なんとなくその話題から離れようと思った
いいよ琥珀
早速琥珀と呼ばれてドキッとした 今日の俺はなんかおかしい早めに帰って寝よう
そう思いすあに明日もここにいる??と聞くといるよと言われたので明日もピアノ聞きに来てもいい??とお願いした
明らかに嫌な顔で別にいいよと言ってくれた
僕はその顔を見なかったことにしてまた明日ねと言って教室を出た