繰り返し何度も私を殺すその人が何度死に戻っても好きな件
プロローグ:どうしても欲しかったもの
それは、私の二十歳の誕生日のことだった。
「テオドル、大好き……」
「俺もです、ソフィ。愛してる」
熱い吐息が耳をくすぐり、彼のあかぎれがある骨ばった手が私の体をなぞる。
薄い布地の裾から手のひらが入り、私の腹部を這った。
そしてそのまま胸まであがって優しく揉む。
「んっ、あ」
先端を引っ掻くように彼の指先が動き、ビクリと体が反応した。
もっと触れられたい。もっと、深く。
カリカリと乳首を刺激しながら乳房を包むように彼の手のひらが動いた。
(やっと、私テオドルと)
いけないことだと頭の隅ではわかっていたけれど、それでも止められないほど彼への想いが溢れて仕方ない。
自身のはじめてを彼に捧げられるんだということが堪らなく嬉しくて、今この瞬間私以上の幸せ者はいないんだとそう思った、時だった。
「……何を、しているんだ?」
「ッ!」
そんな私の思いはあっさりと潰える。
「逃げよう、テオドル!」
着の身着のまま彼の手を引きベランダへ出た。
自室を一階にしておいてよかった。ここからならば飛び降りても怪我はしない。
「テオドル、大好き……」
「俺もです、ソフィ。愛してる」
熱い吐息が耳をくすぐり、彼のあかぎれがある骨ばった手が私の体をなぞる。
薄い布地の裾から手のひらが入り、私の腹部を這った。
そしてそのまま胸まであがって優しく揉む。
「んっ、あ」
先端を引っ掻くように彼の指先が動き、ビクリと体が反応した。
もっと触れられたい。もっと、深く。
カリカリと乳首を刺激しながら乳房を包むように彼の手のひらが動いた。
(やっと、私テオドルと)
いけないことだと頭の隅ではわかっていたけれど、それでも止められないほど彼への想いが溢れて仕方ない。
自身のはじめてを彼に捧げられるんだということが堪らなく嬉しくて、今この瞬間私以上の幸せ者はいないんだとそう思った、時だった。
「……何を、しているんだ?」
「ッ!」
そんな私の思いはあっさりと潰える。
「逃げよう、テオドル!」
着の身着のまま彼の手を引きベランダへ出た。
自室を一階にしておいてよかった。ここからならば飛び降りても怪我はしない。
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