繰り返し何度も私を殺すその人が何度死に戻っても好きな件
3.変わるものと、変わらない気持ち
「いっ、やあぁぁあ!」
ガバッと飛び起きると全身がぐっしょりするくらい汗をかいている。
「え、え?」
バクバクと激しく跳ねる鼓動に動揺しつつ自身の胸へと手を当てるが、その手に血がつくことはなかった。
(どういうこと? 私、確かにテオドルに……)
だが私の胸に傷はないし、ベッドも血で染まってはいない。
混乱しベッドの上でおろおろしていると、 私の部屋へ専属侍女のリーヤがノックもせず飛び込んで来た。
四歳年上の彼女が心配して飛び込んで来るのも二回目である。
「ソフィお嬢様、どうかされましたか!?」
(リーヤのセリフも一緒だわ)
こんなことあり得ない。だがあり得ないことが起きている。
何が起きているのかは全くわからないが、とりあえず私は生きているらしかった。
前回と同じなら私は一年巻き戻ったはず。
それを確認するために、私は念のためリーヤへと聞いた。
「私、今十九よね?」
だが私のその質問を聞いたリーヤがきょとんとする。
そして不思議そうに首を傾げた。
「ソフィお嬢様は、今十七ですよ?」
「……えっ」
ガバッと飛び起きると全身がぐっしょりするくらい汗をかいている。
「え、え?」
バクバクと激しく跳ねる鼓動に動揺しつつ自身の胸へと手を当てるが、その手に血がつくことはなかった。
(どういうこと? 私、確かにテオドルに……)
だが私の胸に傷はないし、ベッドも血で染まってはいない。
混乱しベッドの上でおろおろしていると、 私の部屋へ専属侍女のリーヤがノックもせず飛び込んで来た。
四歳年上の彼女が心配して飛び込んで来るのも二回目である。
「ソフィお嬢様、どうかされましたか!?」
(リーヤのセリフも一緒だわ)
こんなことあり得ない。だがあり得ないことが起きている。
何が起きているのかは全くわからないが、とりあえず私は生きているらしかった。
前回と同じなら私は一年巻き戻ったはず。
それを確認するために、私は念のためリーヤへと聞いた。
「私、今十九よね?」
だが私のその質問を聞いたリーヤがきょとんとする。
そして不思議そうに首を傾げた。
「ソフィお嬢様は、今十七ですよ?」
「……えっ」