繰り返し何度も私を殺すその人が何度死に戻っても好きな件
8.秘密の花言葉
「ん、うぅ……」
あれからどれくらいの時間がたったのだろう。
(確かリーヤにお風呂の準備をお願いして、それから……)
物凄く頭が痛かったまでは覚えているがそこで記憶が途絶えている。
「起きたか?」
「んん、起きた……」
「頭は?」
「も、へーき……、って、テオドル!?」
(あっ! 今はお義兄様なんだっけ!?)
ぼんやりとした意識の向こうで声をかけられ、未だ開ききらない重い瞼と戦いながら応えていた私は、うっすら見えてきた先の人物がテオドルだったことに驚き飛び起きた。
「こら、急に起き上がるとまた頭が痛くなるだろう」
「あ、ごめんなさい……?」
そんな私を落ち着かせるように頭を撫でられ、その違和感に首を傾げる。
どこからこの違和感が来るのかと考えて、その答えが『テオドルが敬語ではない』ことだと気付く。
(そっか、義兄ということは彼も今は貴族なのね)
しかも兄妹。
兄が妹に敬語というのも確かに違和感があり、状況的にはむしろこれが正しいのだろう。
「テオドル……義兄さんは、その」
回帰する前の事を覚えていますか。
たったそれだけの言葉が上手く紡げない。
あれからどれくらいの時間がたったのだろう。
(確かリーヤにお風呂の準備をお願いして、それから……)
物凄く頭が痛かったまでは覚えているがそこで記憶が途絶えている。
「起きたか?」
「んん、起きた……」
「頭は?」
「も、へーき……、って、テオドル!?」
(あっ! 今はお義兄様なんだっけ!?)
ぼんやりとした意識の向こうで声をかけられ、未だ開ききらない重い瞼と戦いながら応えていた私は、うっすら見えてきた先の人物がテオドルだったことに驚き飛び起きた。
「こら、急に起き上がるとまた頭が痛くなるだろう」
「あ、ごめんなさい……?」
そんな私を落ち着かせるように頭を撫でられ、その違和感に首を傾げる。
どこからこの違和感が来るのかと考えて、その答えが『テオドルが敬語ではない』ことだと気付く。
(そっか、義兄ということは彼も今は貴族なのね)
しかも兄妹。
兄が妹に敬語というのも確かに違和感があり、状況的にはむしろこれが正しいのだろう。
「テオドル……義兄さんは、その」
回帰する前の事を覚えていますか。
たったそれだけの言葉が上手く紡げない。