守ってなんて頼んでいません! 〜学園の治安は、特待生の平和にかかっている!?〜



♡♡♡


本校舎から少し離れた別校舎、通称【別館】にある第3美術室。


授業のほとんどは、本校舎にある教室で行われる為、この別館へやってくる生徒はほぼいない。


そんな建物にある第3美術室だけは、毎日人の出入りがあった。


「申し訳ない、遅れてしまった」


美術室のドアを開けるのと同時に、挨拶をしたのは、轟 斗真(とどろき とうま)。


「遅いぞ、斗真。2分遅れてる」


腕時計で時間を確認し、メガネをクイッと持ち上げたのは紅 央(くれない なかば)。


「時間厳守はたるんでる証拠だ! リーダーといえど、時間に遅れることは許せんぞ!」


腕を組み、眉間にシワを寄せ険しい表情をする榊 類(さかき るい)。


「てか、先輩のズボンの裾濡れてません? 何遊んでるんですか」


異変をすぐに察知し尋ねたのは、望月 樹(もちづき たつき)。


< 11 / 11 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

表紙を見る
リアル・デスゲーム

総文字数/5,148

ホラー・オカルト15ページ

表紙を見る
初恋 〜この夏は、キミのために〜

総文字数/9,813

恋愛(純愛)19ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop