俺と結婚してくれ〜若き御曹司の真実の愛
「私だって、もう潤一郎さんと離れて生きていけません」

「じゃあ、決まり、何があっても一緒にいような」

「はい」

その時インターホンが鳴った。

金丸が潤一郎を迎えに来たのだ。
潤一郎はオートロックを解錠して、金丸を迎え入れた。

「おはようござ……」

金丸の目に飛び込んできたのは、潤一郎とあやかの姿だった。

「金丸、俺、あやかと結婚するから、よろしくな」

あやかは恥ずかしそうに俯いていた。

「そうでしたか、ではまず父上にご報告にいきませんと、日程調整致しますね」

「ああ、よろしくたのむよ」

「潤一郎さん、私は電車で出勤致しますので、早くお出かけください」

「えっ、一緒にいこうよ」

そこに金丸が口を挟んだ。

「社長、まだ、お二人のことは内密にして頂きますので、目立つ行動は控えてください」

「わかったよ」

潤一郎は満足していなかったが、仕方ないと金丸の言う事を聞くことにした。

「じゃ、あやか、気を付けてくるんだぞ」

「大丈夫ですよ」

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