転生先は悪妻~旦那様はお呼びじゃないの~
「義姉上が俺に興味がないのは分かっています。けれど、それでも俺は義姉上がいいんです」
「そこまで分かっていて私を選んでくれるのなら、お受けするわ」
追い出されて、別の誰かと結婚させられるくらいなら、オリヴァーの方がいい。そう、私を大事にしてくれる人が。
旦那様と同じ、金髪の奥に見える緑色の目が細くなる。初めて見た、オリヴァーの笑顔。
彼は懐から小さい箱を出すと、私の方に向けて開けた。
「では、これを受け取って貰えませんか?」
私の瞳の色と同じ青い宝石、アクアマリンの指輪を。どこまでも用意周到なオリヴァーに向かって、私も笑顔で答える。
「勿論よ」
「そこまで分かっていて私を選んでくれるのなら、お受けするわ」
追い出されて、別の誰かと結婚させられるくらいなら、オリヴァーの方がいい。そう、私を大事にしてくれる人が。
旦那様と同じ、金髪の奥に見える緑色の目が細くなる。初めて見た、オリヴァーの笑顔。
彼は懐から小さい箱を出すと、私の方に向けて開けた。
「では、これを受け取って貰えませんか?」
私の瞳の色と同じ青い宝石、アクアマリンの指輪を。どこまでも用意周到なオリヴァーに向かって、私も笑顔で答える。
「勿論よ」