初恋が実る瞬間、異世界召喚に邪魔された私。聖女なんて断固拒否させていただきます!〜魔王な幼馴染の溺愛は、世界を越えるようです〜
オリヴェルさんからそう言われているけれど、私自身に自覚がないので返事に困ってしまう。
「お会い出来て光栄です! まさか目の前に伝説の大聖女様がいらっしゃるなんて……! ああ、この感動をどう表現すれば良いのかしら……っ」
「でで、伝説……っ?」
「ええ、ええ……! 大聖女リーディア様はこの世界を救われた、偉大なお方なのですよ……!」
リーディアがすごい力を持っている、というのは知っていたけど、まさか世界を救っていたとは思わなかった。
「あの、私にはリーディアの記憶がなくて……。出来れば別人だと思っていただけませんか? それと、その時のお話をお伺いしたいんですけど……」
「ええ、もちろんですとも! リーディア様の武勇伝は物語にもなっているのですよ」
「も、物語?!」
「ええ、そうです。大聖女様と魔王様の物語は、世界中で愛されていますよ」
「え……っ」
私はミシェレさんの言葉に──”魔王”という言葉に驚いた。
「お会い出来て光栄です! まさか目の前に伝説の大聖女様がいらっしゃるなんて……! ああ、この感動をどう表現すれば良いのかしら……っ」
「でで、伝説……っ?」
「ええ、ええ……! 大聖女リーディア様はこの世界を救われた、偉大なお方なのですよ……!」
リーディアがすごい力を持っている、というのは知っていたけど、まさか世界を救っていたとは思わなかった。
「あの、私にはリーディアの記憶がなくて……。出来れば別人だと思っていただけませんか? それと、その時のお話をお伺いしたいんですけど……」
「ええ、もちろんですとも! リーディア様の武勇伝は物語にもなっているのですよ」
「も、物語?!」
「ええ、そうです。大聖女様と魔王様の物語は、世界中で愛されていますよ」
「え……っ」
私はミシェレさんの言葉に──”魔王”という言葉に驚いた。