初恋が実る瞬間、異世界召喚に邪魔された私。聖女なんて断固拒否させていただきます!〜魔王な幼馴染の溺愛は、世界を越えるようです〜
「本当ですか?! そうします! 絶対に近づきません!!」

 私はミシェレ先生の言葉をしっかりと胸に刻んだ。

 それに戦場はともかく、森の奥とか怖いし迷いそうだし……現代っ子の私はそもそも行こうと思わない。

「ただ、何かあった時のために、浄化を始めとした神聖力は使いこなせるようになっていた方が良いでしょう」

 以前、市街地の外れにある貧民街に、”悪きモノ”が顕れたことがあるらしい。

 その時は、オリヴェルさんを筆頭とした聖騎士団が浄化したと、ミシェレ先生が話してくれた。

「聖騎士団……! 何だかカッコ良さそうですね!」

「ふふ、そうですね。彼らは若い女性たちに大人気ですからね」

「へぇ〜〜。見てみたいなぁ……」

「その内、聖騎士団と会う機会もあるでしょう」

 確かに、ここにいればその内見かけることがあるかも! ちょっと楽しみ。

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