初恋が実る瞬間、異世界召喚に邪魔された私。聖女なんて断固拒否させていただきます!〜魔王な幼馴染の溺愛は、世界を越えるようです〜
みんなが気になっていたのはやっぱり宇賀神さん達との馴れ初めだ。
私はみんなからの質問に一つ一つ答えていった。けれど、話すのはあくまで私のことだけにする。
「宇賀神さん達と出会ったのは、私が友達とはぐれて、迷子になっていた時で──」
私は念の為、きーくんのことを友達という設定にして一年前のことを話した。
きーくんと一緒に、大きいショッピングモールへ買い物に行った時のことだ。
その日は休日で人がすごく多くて、初めて行く場所だったということもあり、私はちょっとしたすれ違いで、きーくんと離れ離れになってしまった。
LIMEで連絡を取ろうとしたけれど、そういう時に限って充電がなくて。
「ふんふん。友達とはぐれたんや。まあ、ひなは方向音痴なところあるもんな」
「それで? 迷子になったひなを、あの総長さんが助けてくれたの?」
「えっと、助けてもらったとは、ちょっと違くて……」
私はきーくんを見付けようと周りを見渡した時、ゲーセンの入り口である物を目にしてしまう。それは──。
『あ! あれはっ!? ”トランスファーマー”のガチャ??!』
私はみんなからの質問に一つ一つ答えていった。けれど、話すのはあくまで私のことだけにする。
「宇賀神さん達と出会ったのは、私が友達とはぐれて、迷子になっていた時で──」
私は念の為、きーくんのことを友達という設定にして一年前のことを話した。
きーくんと一緒に、大きいショッピングモールへ買い物に行った時のことだ。
その日は休日で人がすごく多くて、初めて行く場所だったということもあり、私はちょっとしたすれ違いで、きーくんと離れ離れになってしまった。
LIMEで連絡を取ろうとしたけれど、そういう時に限って充電がなくて。
「ふんふん。友達とはぐれたんや。まあ、ひなは方向音痴なところあるもんな」
「それで? 迷子になったひなを、あの総長さんが助けてくれたの?」
「えっと、助けてもらったとは、ちょっと違くて……」
私はきーくんを見付けようと周りを見渡した時、ゲーセンの入り口である物を目にしてしまう。それは──。
『あ! あれはっ!? ”トランスファーマー”のガチャ??!』