初恋が実る瞬間、異世界召喚に邪魔された私。聖女なんて断固拒否させていただきます!〜魔王な幼馴染の溺愛は、世界を越えるようです〜
 ちなみにTall(トール)約350ml、Grande(グランデ)約470ml、Venti(ベンティ)が約590mlなのだそう。

「TrentaはGrandeのほぼ二倍の量だね。まあ、アメリカ限定サイズだけど」

「えっ?! そんなに飲める訳ないでしょ!」

 Trenta(トレンタ)は約916mlだと聞いて驚いた。

 やっぱり宇賀神さんは意地悪だ!

「ははは! ひなちゃんは面白いな! やっぱり俺が来て正解だったよ」

 またもや宇賀神さんが意味不明なことを言うけれど、もう私は気にしないことにした。

「もう! 早く行きましょう! すぐ時間が来てしまいます!」

「そうだね。じゃあ行こうか」

 後ろで宇賀神さんが笑っている気配に気づかないふりをして、私はスタパへと急いだ。

 正直、一人できーくんを待っていたら緊張で倒れそうだったから、宇賀神さんが来てくれて本当に良かったと思う……本人には言わないけれど。

 宇賀神さんとスタパに向かう途中、すっごく周りの人から視線を感じる。

 学生っぽい女の子や子供連れの主婦まで、顔を赤くしてポ〜っと宇賀神さんに見惚れているし。

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