初恋が実る瞬間、異世界召喚に邪魔された私。聖女なんて断固拒否させていただきます!〜魔王な幼馴染の溺愛は、世界を越えるようです〜
ベンチに座ってなかったら、本当に倒れていたと思う。
「も、もうっ! きーくんふざけ過ぎ!」
「なんで? 俺ふざけてないよ?」
こんなとんでもないことを仕出かしておいて、きーくんはケロッとしてる。
私はもういっぱいいっぱいなのに……!
「俺はもっとひなに触れたいと思ってるんだけど……ひなは嫌?」
「えっ?! えぇっ?! ふ、触れ……っ??」
「ひなが嫌がることは絶対にしない。でも、これからは少しでも俺を意識してくれたら嬉しいな」
「い、嫌じゃない……っ! 嫌じゃないけど、でも……っ!!」
きーくんの言葉は、まるで告白のよう。
意識して欲しいって言われても、そんなのとっくの昔から意識してるのに!
「ホント? 嫌じゃない? なら俺、本気出すから」
「……ほ、本気?」
今でも十分骨抜きにされているのに、まだ始まってもいなかっただなんて……!
きーくんが本気を出したら、一体どんなことになるんだろう?
「うん。だからひなは逃げないでね。──まあ、逃さないけど」
きーくんの綺麗な瞳の中に、すごい独占欲と執着が見え隠れしていることに気付く。
「も、もうっ! きーくんふざけ過ぎ!」
「なんで? 俺ふざけてないよ?」
こんなとんでもないことを仕出かしておいて、きーくんはケロッとしてる。
私はもういっぱいいっぱいなのに……!
「俺はもっとひなに触れたいと思ってるんだけど……ひなは嫌?」
「えっ?! えぇっ?! ふ、触れ……っ??」
「ひなが嫌がることは絶対にしない。でも、これからは少しでも俺を意識してくれたら嬉しいな」
「い、嫌じゃない……っ! 嫌じゃないけど、でも……っ!!」
きーくんの言葉は、まるで告白のよう。
意識して欲しいって言われても、そんなのとっくの昔から意識してるのに!
「ホント? 嫌じゃない? なら俺、本気出すから」
「……ほ、本気?」
今でも十分骨抜きにされているのに、まだ始まってもいなかっただなんて……!
きーくんが本気を出したら、一体どんなことになるんだろう?
「うん。だからひなは逃げないでね。──まあ、逃さないけど」
きーくんの綺麗な瞳の中に、すごい独占欲と執着が見え隠れしていることに気付く。