初恋が実る瞬間、異世界召喚に邪魔された私。聖女なんて断固拒否させていただきます!〜魔王な幼馴染の溺愛は、世界を越えるようです〜
いつかはきーくんも好きな人に告白して付き合うことになるのだろう。
きーくんに告白されたら、誰だってOKするに違いないから。
だけど我儘な私は、きーくんが私以外の女の子と仲良くしている姿を見たくない。
だから私、山田 姫詩(やまだ ひなた)は一世一代の大勝負に出ることにした。
──誕生日の日に、思い切ってきーくんに玉砕覚悟の告白しようと決意したのだ。
七月二十日は私の十六歳の誕生日。
すでに夏休みに入っているから、フラれたとしても一ヶ月も時間があれば、登校出来るぐらいには立ち直れるんじゃないかなーという思惑もあった。
夏休みなら泣き晴らして酷い顔になったとしても、外に出なけりゃいいわけだし。
頭の中で何回も告白のシミュレーションを繰り返しながら、私は決戦の日に備えた。
フラれた時に言うセリフはもう決めてある。笑顔の練習もした。
きーくんの予定が空いてるのも確認済み。……って言うか、お互いの誕生日には毎年会っているから、自然と呼び出せるはず。
きーくんに告白されたら、誰だってOKするに違いないから。
だけど我儘な私は、きーくんが私以外の女の子と仲良くしている姿を見たくない。
だから私、山田 姫詩(やまだ ひなた)は一世一代の大勝負に出ることにした。
──誕生日の日に、思い切ってきーくんに玉砕覚悟の告白しようと決意したのだ。
七月二十日は私の十六歳の誕生日。
すでに夏休みに入っているから、フラれたとしても一ヶ月も時間があれば、登校出来るぐらいには立ち直れるんじゃないかなーという思惑もあった。
夏休みなら泣き晴らして酷い顔になったとしても、外に出なけりゃいいわけだし。
頭の中で何回も告白のシミュレーションを繰り返しながら、私は決戦の日に備えた。
フラれた時に言うセリフはもう決めてある。笑顔の練習もした。
きーくんの予定が空いてるのも確認済み。……って言うか、お互いの誕生日には毎年会っているから、自然と呼び出せるはず。