初恋が実る瞬間、異世界召喚に邪魔された私。聖女なんて断固拒否させていただきます!〜魔王な幼馴染の溺愛は、世界を越えるようです〜
こんな世界がいくつあるのか、私には想像も出来ないけれど、オリヴェルさんは気が遠くなるような作業を、諦めることなく続けていたらしい。
「私の力があと少し足りなければ、私の魂はそのまま時空の闇へと消えていたでしょう。しかし私は暗闇の中で、とうとう懐かしい光を──ずっと追い求めていた歌声をみつけたのです」
「え……っ」
オリヴェルさんはその時のことを思い出したのか、胸に手を当て、感動に浸っている。
だけど私の胸に、オリヴェルさんとは反対の、絶望に似た不安な気持ちが湧いてくる。
何故なら、オリヴェルさんが言った「みつけた」という声に、聞き覚えがあったからだ。
「え……。歌声で、私をみつけた……?」
私は恐る恐るオリヴェルさんに尋ねた。
その答えが、私の考えと違いますように、という願いを込めて。
「はい。私は確かに闇の中でリーディア様の懐かしい歌声を聞きました。初めて聞く歌ではありましたが、私は確信しました。この歌はリーディア様が歌っているのだと。そして私は歌声の光を辿り、貴女様をみつけたのです……!!」
「私の力があと少し足りなければ、私の魂はそのまま時空の闇へと消えていたでしょう。しかし私は暗闇の中で、とうとう懐かしい光を──ずっと追い求めていた歌声をみつけたのです」
「え……っ」
オリヴェルさんはその時のことを思い出したのか、胸に手を当て、感動に浸っている。
だけど私の胸に、オリヴェルさんとは反対の、絶望に似た不安な気持ちが湧いてくる。
何故なら、オリヴェルさんが言った「みつけた」という声に、聞き覚えがあったからだ。
「え……。歌声で、私をみつけた……?」
私は恐る恐るオリヴェルさんに尋ねた。
その答えが、私の考えと違いますように、という願いを込めて。
「はい。私は確かに闇の中でリーディア様の懐かしい歌声を聞きました。初めて聞く歌ではありましたが、私は確信しました。この歌はリーディア様が歌っているのだと。そして私は歌声の光を辿り、貴女様をみつけたのです……!!」