初恋が実る瞬間、異世界召喚に邪魔された私。聖女なんて断固拒否させていただきます!〜魔王な幼馴染の溺愛は、世界を越えるようです〜
「あー、びっくりした」
ようやく一人になれた私は、服を脱いで身体に布を巻く。
「……あ。きーくんの……どうしよう……」
私はきーくんから貰ったブレスレットを、付けっぱなしにしていたことに気がついた。
『──ずっと身につけて欲しいな』
このブレスレットは、きーくんが直接私に付けてくれた──そう思うと、外すなんてとても出来ない。
「うーんうーん……。もう濡らさないように入るしかないよね……」
どうしてもブレスレットを外せない私は、付けたまま入ろうと覚悟を決める。
そして奥の扉を開いてみると、白い大理石で出来た浴槽に、たっぷりのお湯が張られている光景が。
「わぁ……! 広い……! 大浴場……?」
人が十人いても全然余裕で入れそうなぐらい広いお風呂に驚きつつ、そろそろと足を付けてみると、ちょうど良い温度だった。
「ふわぁ……! 気持ち良い〜〜……」
じんわりと伝わる温かさに、今日一日の身体の疲れが取れていくような気がする。
私はブレスレットが濡れないように温もりながら、ふと考えた。
……あれ? このままじゃ髪の毛洗えないんじゃ……? と。
ようやく一人になれた私は、服を脱いで身体に布を巻く。
「……あ。きーくんの……どうしよう……」
私はきーくんから貰ったブレスレットを、付けっぱなしにしていたことに気がついた。
『──ずっと身につけて欲しいな』
このブレスレットは、きーくんが直接私に付けてくれた──そう思うと、外すなんてとても出来ない。
「うーんうーん……。もう濡らさないように入るしかないよね……」
どうしてもブレスレットを外せない私は、付けたまま入ろうと覚悟を決める。
そして奥の扉を開いてみると、白い大理石で出来た浴槽に、たっぷりのお湯が張られている光景が。
「わぁ……! 広い……! 大浴場……?」
人が十人いても全然余裕で入れそうなぐらい広いお風呂に驚きつつ、そろそろと足を付けてみると、ちょうど良い温度だった。
「ふわぁ……! 気持ち良い〜〜……」
じんわりと伝わる温かさに、今日一日の身体の疲れが取れていくような気がする。
私はブレスレットが濡れないように温もりながら、ふと考えた。
……あれ? このままじゃ髪の毛洗えないんじゃ……? と。