可愛く着飾って、もっと愛して〜強引でめちゃくちゃな私のクチュリエ様〜
「YouTubrって儲かるらしいよ!」
「儲かるかぁっ!」
「だって私に着てほしいんでしょ?」
「着てほしいよ!」
私の声に被せるように、ドアを破ってしまいそうなくらい大きな声で。
「だけどそんなことする為に作ったんじゃねぇよ!!俺はナノにランウェイを歩いてほしくて…っ」
ふと静かになった、声もガタガタと音を出していたドアもしーんと静かになった。
「一成だってまだ諦めたくないんじゃん」
「…っ」
ドアに近付いた。
そっと手で触れて、ドアを見つめる。
その向こう、一成がいることを感じて。
「諦めないでよ、もう終わりだなんて言わないでよ…っ」
瞳が潤む、声が揺れる。
誰に見られてるわけでもないのに、顔を隠すみたいに俯いてしまった。
「…なんだよ、諦めるなって言ったり行かなくていいって言ったり…お前は俺をどうしたいんだよ?」
ドアの向こう聞こえる一成の声は物寂しくて、一成も下を向いてるんじゃないかと思った。
そんなの一成らしくないのに。
私はそんな一成見たくないの。
前だけを見ててよ、もっと上を見ていてよ、だって私はー…
「田所一成に惚れてるの」
ドアに触れた手を握ってきゅっと力を入れる、今にも溢れてしまいそうな気持ちを押さえて。
「みんなに好かれてたくさんの人に愛されて、人を惹きつけるオーラもファッションには努力を惜しまないところも自信家なところも才能も全部…っ、私は田所一成に心から惚れてるの!」
「儲かるかぁっ!」
「だって私に着てほしいんでしょ?」
「着てほしいよ!」
私の声に被せるように、ドアを破ってしまいそうなくらい大きな声で。
「だけどそんなことする為に作ったんじゃねぇよ!!俺はナノにランウェイを歩いてほしくて…っ」
ふと静かになった、声もガタガタと音を出していたドアもしーんと静かになった。
「一成だってまだ諦めたくないんじゃん」
「…っ」
ドアに近付いた。
そっと手で触れて、ドアを見つめる。
その向こう、一成がいることを感じて。
「諦めないでよ、もう終わりだなんて言わないでよ…っ」
瞳が潤む、声が揺れる。
誰に見られてるわけでもないのに、顔を隠すみたいに俯いてしまった。
「…なんだよ、諦めるなって言ったり行かなくていいって言ったり…お前は俺をどうしたいんだよ?」
ドアの向こう聞こえる一成の声は物寂しくて、一成も下を向いてるんじゃないかと思った。
そんなの一成らしくないのに。
私はそんな一成見たくないの。
前だけを見ててよ、もっと上を見ていてよ、だって私はー…
「田所一成に惚れてるの」
ドアに触れた手を握ってきゅっと力を入れる、今にも溢れてしまいそうな気持ちを押さえて。
「みんなに好かれてたくさんの人に愛されて、人を惹きつけるオーラもファッションには努力を惜しまないところも自信家なところも才能も全部…っ、私は田所一成に心から惚れてるの!」