可愛く着飾って、もっと愛して〜強引でめちゃくちゃな私のクチュリエ様〜
涙がポロッと溢れて、抑え込もうとしても気持ちは抑えられなくて。
「だからあんな弱気な田所一成は嫌…っ、自信満々でいてよ!」
伝えたかった、届いてほしかった…
一成に。
「それが田所一成でしょ…!!」
私の知ってる一成はそんな人じゃないの。
強引でめちゃくちゃで、だけど自分に真っ直ぐで芯の強い人だから。
だから、みんなついて行きたくなるの。
もっと見ていたくなるの。
こんなことで諦めるなんてもったいないよ…!
「俺だって惚れてんだよ」
ドア越しの声は、とても繊細で。
そんな微かな声に瞳はさらに熱を持つ。
「手遅れなんだよ、もう溺れてんだよ…小椋南乃に」
ゆっくりゆっくり深呼吸をして、本当はぐちゃぐちゃになるほどに泣きたかったけどそれよりも言いたいことがあったから。
聞いてほしいことがあったの、まだ誰にも言ったことのなかった私のこと。
「私…ね、注目されるのが嫌だった。なるべく目立たないように地味に生きてこうって意識してたの…」
ずっとそうして来た、そうじゃなきゃいけないって思ってた。
言い聞かせてたの、自分に。
「168センチの自分が嫌だったの」
「だからあんな弱気な田所一成は嫌…っ、自信満々でいてよ!」
伝えたかった、届いてほしかった…
一成に。
「それが田所一成でしょ…!!」
私の知ってる一成はそんな人じゃないの。
強引でめちゃくちゃで、だけど自分に真っ直ぐで芯の強い人だから。
だから、みんなついて行きたくなるの。
もっと見ていたくなるの。
こんなことで諦めるなんてもったいないよ…!
「俺だって惚れてんだよ」
ドア越しの声は、とても繊細で。
そんな微かな声に瞳はさらに熱を持つ。
「手遅れなんだよ、もう溺れてんだよ…小椋南乃に」
ゆっくりゆっくり深呼吸をして、本当はぐちゃぐちゃになるほどに泣きたかったけどそれよりも言いたいことがあったから。
聞いてほしいことがあったの、まだ誰にも言ったことのなかった私のこと。
「私…ね、注目されるのが嫌だった。なるべく目立たないように地味に生きてこうって意識してたの…」
ずっとそうして来た、そうじゃなきゃいけないって思ってた。
言い聞かせてたの、自分に。
「168センチの自分が嫌だったの」