可愛く着飾って、もっと愛して〜強引でめちゃくちゃな私のクチュリエ様〜
「最高だった!」

「うん…っ」

ぎゅぅっと抱きしめられた一成の腕の中、体が震えて仕方なかった。

安心してとか、緊張が解けてとか、いろんな感情が入り混じっていたけど…


何よりしあわせを感じていた。


もうここから抜け出せない、戻ることはできない…

そうやって思うだけの日々も終わりだよ。



私は、私も自分で進みたい。


連れ出してくれるのを待ってるだけじゃない。

私も歩きたいの、自分の意志で。



ランウェイを歩きたい。
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