可愛く着飾って、もっと愛して〜強引でめちゃくちゃな私のクチュリエ様〜
ワァァァァァー…!
拍手の海に包まれながらランウェイから戻って来た。ステージ袖、呆然と立ち尽くしていた。
…ドキドキしてる、今すごくドキドキしてる。
歩いてる時より、今の方が何倍も何百倍も…
手のひらを広げて見てみる、小刻みに震えて緊張してるみたいに見えるけどこれは…
たぶん興奮してる。興奮が止まらない。
まだドキドキして、止まりそうにない。
私、今…!
「ナノ!」
「一成…」
袖で待っていてくれた一成がなかなか戻って来ない私に呼びかける。
笑ってたの。
私を見て笑ったの。
よかった、私ちゃんとできてたんだ。
しっかり歩けてたんだ。
一成の顔を見たら安心しちゃった。
「一成…っ!」
足を踏み込んだ、駆けて行きたくて。
一成の元へ飛び込みたくて。
走り出した、一成のところまで。
「ナノっ、ヒール!気を付けろよっ」
「…!?」
拍手の海に包まれながらランウェイから戻って来た。ステージ袖、呆然と立ち尽くしていた。
…ドキドキしてる、今すごくドキドキしてる。
歩いてる時より、今の方が何倍も何百倍も…
手のひらを広げて見てみる、小刻みに震えて緊張してるみたいに見えるけどこれは…
たぶん興奮してる。興奮が止まらない。
まだドキドキして、止まりそうにない。
私、今…!
「ナノ!」
「一成…」
袖で待っていてくれた一成がなかなか戻って来ない私に呼びかける。
笑ってたの。
私を見て笑ったの。
よかった、私ちゃんとできてたんだ。
しっかり歩けてたんだ。
一成の顔を見たら安心しちゃった。
「一成…っ!」
足を踏み込んだ、駆けて行きたくて。
一成の元へ飛び込みたくて。
走り出した、一成のところまで。
「ナノっ、ヒール!気を付けろよっ」
「…!?」