可愛く着飾って、もっと愛して〜強引でめちゃくちゃな私のクチュリエ様〜
どうして私がこんなことに…
平穏に何事もなく高校を卒業したいのに。
睨むような目つきやめてほしい。
ひそひそ陰口やめてほしい。
指差して来ないで…っ
「ナノ」
こんな目立つ生活したくない…!!
ぎゅぅっと目をつぶってわざと見ないようにする、廊下から呼ぶ声を聞こえないフリをして気配を消して。
「来いよ」
な、なんのために隅っこでひっそりしてると思ってるの!朝からずっと教室に居づらいんだからもっと居づらくさせないでよ!
このお昼休みも苦痛なの!
「ナノ、聞こえてないのか?」
聞こえてるよ!
聞こえてるから聞こえてないフリしてるの、気付いて!
私はそんなことしたくないんだってばっ
「!?」
下を向いていたからわからなかった、廊下にいると思っていたのに教室まで入って来て腕を掴まれた。隅っこにいた私の手を引いて連れ出していく。
なんて強引な手なの、止められない…っ
「実彩子っ」
助けを呼ぼうと後ろを見た。だけどパクパクと口を動かした実彩子がグッとガッツポーズをした。
が、がんばってじゃないよーーーっ!
止めてよこの状況…っ!
どうにかして、このクチュリエ!!!
平穏に何事もなく高校を卒業したいのに。
睨むような目つきやめてほしい。
ひそひそ陰口やめてほしい。
指差して来ないで…っ
「ナノ」
こんな目立つ生活したくない…!!
ぎゅぅっと目をつぶってわざと見ないようにする、廊下から呼ぶ声を聞こえないフリをして気配を消して。
「来いよ」
な、なんのために隅っこでひっそりしてると思ってるの!朝からずっと教室に居づらいんだからもっと居づらくさせないでよ!
このお昼休みも苦痛なの!
「ナノ、聞こえてないのか?」
聞こえてるよ!
聞こえてるから聞こえてないフリしてるの、気付いて!
私はそんなことしたくないんだってばっ
「!?」
下を向いていたからわからなかった、廊下にいると思っていたのに教室まで入って来て腕を掴まれた。隅っこにいた私の手を引いて連れ出していく。
なんて強引な手なの、止められない…っ
「実彩子っ」
助けを呼ぼうと後ろを見た。だけどパクパクと口を動かした実彩子がグッとガッツポーズをした。
が、がんばってじゃないよーーーっ!
止めてよこの状況…っ!
どうにかして、このクチュリエ!!!