可愛く着飾って、もっと愛して〜強引でめちゃくちゃな私のクチュリエ様〜
「来週にはこっちも出来上がるし、そしたら1回合わせるかな」
「もう完成するの?」
「あぁ、あと少し…ちょっと悩んでるとこはあるけどな」
背の高い一成が持ってる鞄はすごく大きくて、毎日持ち歩いてる。たぶん今作ってる服が入ってるんだと思うけど、学校でも家でもずーっと本当にファッションショーのことで頭がいっぱいだ。
「早いね、ファッションショーまでの期間も短いけど学祭の時よりできるの早くない?」
「正式に参加が決まる前から作ってたから」
「え、そうなの!?」
「仮オファーの時点でな」
仮オファー…っていつからあったんだろ、そーゆう仕組み?的なのはさっぱりなんだけどそんな早くから作ってたってことなのかな?
仮だからなくなるかもしれない予定の時から作ってたってことだよね…?
「あいつから言っといて仮押さえってのがむかつくけどな」
「……。」
チッ、と一成が舌を鳴らした。
その気持ちもわからなくもないけど…仮でオファーってあるんだって私も思ったし。
でも…
いろいろ言ってたけど一成にとってKAZUSHIは大きな存在なんだろうなぁ。
私が思うよりずっとずっと一成の中に大きく存在してる…気がする。
「もう完成するの?」
「あぁ、あと少し…ちょっと悩んでるとこはあるけどな」
背の高い一成が持ってる鞄はすごく大きくて、毎日持ち歩いてる。たぶん今作ってる服が入ってるんだと思うけど、学校でも家でもずーっと本当にファッションショーのことで頭がいっぱいだ。
「早いね、ファッションショーまでの期間も短いけど学祭の時よりできるの早くない?」
「正式に参加が決まる前から作ってたから」
「え、そうなの!?」
「仮オファーの時点でな」
仮オファー…っていつからあったんだろ、そーゆう仕組み?的なのはさっぱりなんだけどそんな早くから作ってたってことなのかな?
仮だからなくなるかもしれない予定の時から作ってたってことだよね…?
「あいつから言っといて仮押さえってのがむかつくけどな」
「……。」
チッ、と一成が舌を鳴らした。
その気持ちもわからなくもないけど…仮でオファーってあるんだって私も思ったし。
でも…
いろいろ言ってたけど一成にとってKAZUSHIは大きな存在なんだろうなぁ。
私が思うよりずっとずっと一成の中に大きく存在してる…気がする。