幼なじみのアイツにキスされて



 公園のベンチに座った、俺と千耀(ちあき)



 やべぇ。
 なんかすげぇ緊張する。

 少し間があったからだろうか。
 千耀と話をすること。


 どうしよう。
 何から話そうか。



「久しぶりだな、
 碧海(あみ)と話をすること。
 って、
 本当はそれほど経ってないけどな。
 だけど、そんな感覚がある」


 千耀から話をしてくれた。

 そのおかげで少し楽になったかも。


「……なぁ、千耀。
 お前んところ、海外に行くのか」


「あぁ。
 近いうちにな」


 やっぱり。
 本当だったんだ、沢井さんが言ったこと。


「……嫌だ」


< 26 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop